菊池、登板せず…花巻東敗れる

[ 2009年9月29日 11:57 ]

<都城商・花巻東>9回裏花巻東2死二塁、代打で登場し遊直に倒れ、残念な表情の花巻東・菊池

メジャー行き困る…「菊池以外を狙っていた球団も影響出る」

153キロ!3者三振!菊池復活に米8球団大喜び

 第64回国民体育大会「トキめき新潟国体」(新潟国体)第4日は29日、新潟県で行われ、公開競技の高校野球硬式準決勝でプロ注目の左腕、菊池雄星投手を擁する花巻東(岩手)は都城商(宮崎)に2―3で敗れた。
 花巻東のユニホームでの最後の試合で、菊池の剛腕がうなることはなかった。1点をリードされた9回2死二塁の場面で、大きな拍手を浴びて代打で登場。鋭いライナーは遊撃手の正面を突いたが「最高の仲間と3年間、野球ができた。すがすがしい気分」と悔いはなかったようだ。
 夏の選手権大会で背中を痛め、調整不足。国体での登板は準々決勝での1イニングだけに終わった。春夏の甲子園、この国体でも頂点まであと一歩、届かなかった。
 「あしたからすぐに切り替えて練習をする」と左腕は既に次の舞台を見据える。米大リーグか、日本のプロ野球か。18歳の決断に大きな注目が集まる。「これからが大事。人の心を動かせるような、愛される選手になりたい」。描いた夢は日米どちらで実現するのだろうか。

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2009年9月29日のニュース