さすがMLB…イチローの記録は「着外」

[ 2009年6月4日 14:57 ]

この人もすごかった…歴代2位のピート・ローズ

 3日(日本時間4日)に27試合連続安打の自己記録を更新したイチローだが、この数字、メジャーではいったいどの程度のランクに相当するのだろう?

 MLBの記録集計で権威のある「BASEBALL ALMANAC」のウェブサイトによると、連続試合安打の項目には30試合以上の選手しか掲載されていない。1位は言わずと知れたジョー・ディマジオ(ヤンキース)の56試合(1941年)。2位が2人いて、1896~97年にかけて記録したウィリー・キーラー(オリオールズ=現存球団とは異なる)と1978年のピート・ローズ(レッズ)の44試合。以下、30試合以上を記録した選手は「延べ」44人もいる!
 「延べ」と表記したのは、もちろん複数のランクイン選手がいるためだ。ジョージ・シスラー(ブラウンズ)は1922年に41試合、1925年に34試合を記録。あのタイ・カッブ(タイガース)も1911年に40試合、1917年に35試合をマークしている。
 現役ではジミー・ロリンズ(フィリーズ)が2005~06年に38試合打ち続けた。これは歴代6位の好記録。有名どころではノマー・ガルシアパーラ(レッドソックス)が1997年に30試合、最近では今年5月までライアン・ジマーマン(ナショナルズ)が同じく30試合継続した。
 イチローがこの分野で北米ファンの「認知」を受けるには、あと3試合打って「30」の大台に乗せるのが先決かも。=選手の所属は記録達成当時=

 

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2009年6月4日のニュース