桜井1号ソロ、楽天ラズナーは球威不足

[ 2009年3月11日 16:14 ]

5回阪神無死、桜井が左越えに本塁打を放つ

 【阪神5―3楽天】調子を上げてきた阪神の桜井が5回に左越えに1号ソロ。坂が2安打1打点。先発入りを狙う石川は4回1失点にまとめたが、走者を背負う場面が目立った。楽天の先発ラズナーは球威が物足りず、4回2/3で3点を失った。

 ≪桜井 やるしかない8年目≫阪神の桜井が141キロを強振した。ぐんぐん伸びる打球は左翼席に届いた。「しっかりポイントでとらえようとしている」。心掛けている打撃が会心の当たりを生んだ。
 右の大砲として期待されてきた桜井も8年目。右翼の定位置争いではメンチ、林威助に後れを取っている。オープン戦序盤は不振が続いた。それでも先発起用し続けていた真弓監督の思いに応えるように、徐々に調子を上げてきていた。
 桜井のオープン戦第1号に真弓監督は「兆しがあったのでそろそろかなと思っていた。ボールを見るタイミングがよくなってきた」と評価した。
 ただ毎年のようにシーズン前に名前が挙がって終わるだけに、この一打で満足するわけにはいかない。「結果を出していかないとアピールできない。感覚はよくなってきているので、それを続けられるようにしたい」。一振りたりとも無駄にできないことは誰よりも分かっている。

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2009年3月11日のニュース