増渕 東京タワートレで日本一祈願

[ 2008年12月15日 06:00 ]

年明けに東京タワーを階段で上る計画を明かした増渕竜義

 東京タワーに上って、日本一への願掛けだ。ヤクルト・増渕竜義投手(20)が14日、さいたま市内の小学校で行われた野球教室に参加。勝負の3年目に向けて体力強化と必勝祈願を兼ね、同期の上田とともに年明けに東京タワーを階段で上る計画を明かした。

 「東京のチームだし、まだ上ったことがないので、ぜひ上ってみたい。足腰が鍛えられるし、日本一の祈願にもなる」

 東京タワーは日本一どころか、高さ333メートルで世界一の自立式鉄塔。一般開放されている階段は150メートルの展望台までの590段で、歩けば10~15分を要する。かつてはプロボウラー・中山律子(66=現・日本プロボウリング協会会長)が隣接するボウリング場での練習の合間に上り下りして鍛えていたという。

 日本ハム・梨田監督は近鉄監督時代の01年1月に「優勝したら通天閣でお百度参りする」と公約し、12年ぶりのリーグVを果たして同年9月に103メートル、503段を4度往復した。東京タワーにも東京23区で最も高い所にある「タワー大神宮」があり、日本一祈願にはもってこいだ。

 同期入団の楽天・田中、巨人・坂本らに水をあけられ、2年通算4勝からの飛躍を目指す“ドラ1”右腕は「とにかく下半身を強くしたい」と必死。“苦行”を乗り越えてエースの階段も駆け上がる。

 ≪田中はプロバスケから“技”伝授≫ヤクルトの田中が、有明コロシアムで行われたプロバスケットボール「bjリーグ」の東京アパッチ―浜松・東三河フェニックス戦の始球式(ティップオフ・セレモニー)を務めた。同じ東京を本拠地とするアパッチとのコラボレーション。小学校時代にミニバスケットボールでならした26歳は「ステップとか集中力の高め方が参考になった」と感心していた。

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2008年12月15日のニュース