坂口 猛追に感極まり「悔いはない」

[ 2008年8月17日 06:00 ]

<常葉菊川・智弁和歌山>ベスト8敗退でガックリ引き揚げる坂口(右から2人目)ら智弁和歌山ナイン

 【智弁和歌山10-13常葉学園菊川】9回2死、打席に立った智弁和歌山・坂口の目は涙で光っていた。11点差を追いかけ、8回には自ら2点適時三塁打を放つなど3点差まで迫った。この回に飛び出た浦田の2ランに感極まり「今までのことが結果に出てうれしくてしようがなかった」。そして打席に向かう前に三宅部長に初めて「ホームランを狙ってもいいですか?」と聞いた。結果は三ゴロ。3回戦の駒大岩見沢戦で大会史上初の1イニング2本塁打を記録した大会屈指のスラッガーの夏は最後の打者で幕を閉じた。今後は東海大へ進学する。「最後は何も考えなかった。仲間とここまでできて悔いはないです」。試合後も涙は止まらなかった。

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2008年8月17日のニュース