阪神 赤星の後釜に国際武道大・柴田狙う

[ 2008年6月25日 06:00 ]

柴田はシート打撃でも好走塁を見せる

 阪神が今秋のドラフト上位候補として国際武道大・柴田講平外野手(21)をリストアップしたことが24日、分かった。柴田は50メートル5秒7、遠投110メートルと強肩俊足が売り物。今春の千葉県大学リーグは打率・500で首位打者に輝くなど打撃センスも非凡で、阪神の編成担当者は「足が速く、ウチの赤星のようなタイプ」と徹底マークすることになった。

 今年のドラフト戦略の1つが「足の速い外野手」だ。40歳の金本を筆頭に32歳・赤星ら外野の主軸は高齢化が進んでいる。昨年、広島からFA移籍した新井の人的補償として放出した俊足外野手の赤松が広島で活躍する一方で、赤星の後継者となる1、2番候補は不在。柴田の存在が大きくなってきた。
 ダルビッシュ世代の柴田は、福岡工大城東のときにも7球団が調査書を提出。阪神は大学入学後も担当の菊地東日本統括編成課長がマークを続けてきた。21日からの大学日本代表候補合宿は黒田編成部長以下7人態勢でチェック。前日に発表された大学日本代表にも選ばれており、今後は他球団の動向も見ながらマークを続けていく。

 ◆柴田 講平(しばた・こうへい) 1986(昭61)年7月17日、福岡県北九州市出身の21歳。福工大城東では3年春に定岡(現ロッテ)とともにセンバツに出場。国際武道大では1年春から外野手で出場。リーグベストナイン、首位打者各2回。大学での通算成績は打率・327、27盗塁。1メートル75、72キロ。左投げ左打ち。血液型A。

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2008年6月25日のニュース