城島3号2ラン! 3戦ぶり出場で“猛打賞”

[ 2008年6月25日 10:27 ]

メッツ戦の3回に左越え2点本塁打を放ち、天を指さしながらホームインするマリナーズ・城島

 米大リーグは24日、交流戦などが行われ、2試合続けて出番のなかったマリナーズの城島健司捕手はメッツ戦に「7番」で出場、第2打席で左翼に今季3号の2点本塁打を放った。この日は4打数3安打2打点で1死球と活躍。打率は2割2分9厘。イチロー外野手は「1番・右翼」で出場、3打数1安打1打点で7回の守備から退いた。打率は2割8分8厘。試合は11-0で大勝した。

  マリナーズに試合の流れをたぐり寄せる2点本塁打だった。マスクをかぶってはナックル投手ディッキーの持ち味を引き出した。「出るゲームは存在感を見せないと」。攻守で貢献した実感が、城島を冗舌にさせていた。本塁打は内寄りの直球をうまく振り抜いた。「いい詰まりでしたね」。4打席目の左翼線安打も含め、得意の内角打ちが戻ってきた。
 自信を失いかけた投手を配球で勇気づけた。「最近のディッキーはナックルでストライクをとれないと真っすぐに頼りがちだった。これしかないんだ、とナックルを多めに要求した」
 若手捕手クレメントを試すというチーム方針から、今後も先発したり控えに回ったりが続く。「けがもしていないのに試合に出ない経験がない。試合前は久しぶりに気持ちが高ぶったが、このままではいかんと思って落ち着かせた。いつも通りにやろう、と思ってプレーできた」。今の我慢が、いつか糧になると信じている。

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2008年6月25日のニュース