鍵山優真は72・41点「1つの経験に」学びの今季初戦

[ 2021年8月11日 13:06 ]

フィギュアスケートげんさんサマーカップ第3日 ( 2021年8月11日    滋賀・滋賀県立アイスアリーナ )

<げんさんサマーカップ2021 男子SP>6分間練習では好調だったジャンプが入らず。まさかのスタートとなった鍵山優真(撮影・長久保 豊)
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 男子ショートプログラム(SP)で昨季の世界選手権準優勝の鍵山優真(星槎国際高横浜)は72・41点の3位発進だった。スーツ姿でジャズの新曲に挑み、冒頭の4回転サルコーの回転が抜け、続く4回転トーループは転倒。最後の3回転半は着氷した。「今までにないくらいボロボロの演技をしてしまった。それも経験の1つにして、明日に気持ち切り替えていきたい」と語った。

 振付師のローリー・ニコルさんが「こういう状況だから少しでも笑顔を増やせるように」という理由でSP曲を選曲。鍵山も「スマイルという良い歌詞が聞こえてくる。笑顔が持ち味だと思うので、たくさんの笑顔を日本だけでなく世界中の皆さんに見せられたら」と前向きだ。ステップが多く、かなりの体力を要する中で高難度のジャンプを決める必要があるが、勝負の五輪シーズンをこの演目とともに完走する。

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