フランスが逆転勝ちで開幕2連勝 アイルランドに敵地で10年ぶり白星

[ 2021年2月15日 02:09 ]

 ラグビーの欧州6カ国対抗シックス・ネーションズ第2節最終日は14日、1試合が行われ、フランスが敵地ダブリンでアイルランドに15―13(前半10―3)で逆転勝ちして開幕2連勝とした。アイルランドは開幕2連敗。第3節ではフランスは1勝1敗のスコットランド(27日、サンドニ)と、アイルランドは2連敗のイタリア(27日、ローマ)と対戦する。

 主将のSOセクストンとSHマレーを負傷で欠くアイルランドは前半20分、SOバーンズのPGで3―0と先制。23分にフランスのロック、ルルーが危険なプレーでシンビン(10分間退場)となり、数的優位の時間帯を迎えた。25分にはWTBローがタックルを受けながら左隅へ飛び込んだが、TMO(テレビジョンマッチオフィシャル)で直前に足がタッチに触れていたことが判明してノートライ。さらに敵陣深くでのノックオンなど、数的優位で得点を重ねられなかった。

 逆にフランスは29分、それまで苦戦していたラインアウトをしっかり確保すると、SHデュポンのオフロードパスなど鮮やかなつなぎを見せてフランカーのオリボン主将が左中間へ逆転のトライ(コンバージョン成功)。39分にはSOジャリベルのPGで10―3とリードを広げて前半を終えた。

 フランスは後半15分、SOジャリベルのランでディフェンスラインを崩し、WTBプノーが右隅へトライを決めて15―3。だが、アイルランドも17分、交代出場したばかりのフッカー、ケラハーがラインアウトのこぼれ球を拾い、右中間へ飛び込む代表初トライ(コンバージョン成功)で15―10とした。さらに25分、途中出場したSOのR・バーンがPGを決めて15―13と2点差に迫り、試合終了間際にも17次に及ぶ猛攻を仕掛けたが、フランスのSHデュポンにターンオーバーを許して万事休す。フランスは敵地ダブリンで2011年以来となる白星を記録した。

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2021年2月14日のニュース