五輪組織委理事のヨーコ・ゼッターランド氏 会長後任にアスリート待望論に「そんなに簡単な状況ではない」

[ 2021年2月14日 20:03 ]

ヨーコ・ゼッターランド氏
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の理事であるヨーコ・ゼッターランド氏(51)が14日放送の日本テレビ系「真相報道 バンキシャ!」(日曜後6・00)にリモート出演。組織委員会会長の後任人事についてコメントする場面があった。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は13日に行われた理事会と評議員会の合同懇談会で、辞任を表明した森喜朗会長(83)の後任を選ぶために「候補者検討委員会」を設置することを決めた。選任にはより透明性の高い手続きを取る必要があるとし、委員長には御手洗冨士夫名誉会長(85)が就任。会長は理事会に選定する権限があり、理事会の決議で決める。会見した武藤敏郎事務総長(77)によると、委員数は10人未満で男女同数、アスリートを中心に政府や国際オリンピック委員会(IOC)の関係者にも入ってもらう意向という。

 ゼッターランド氏は、会長の後任について「大変な局面ですので、しっかりとまとめて先に進めていく資質を持たれた方が選ばれるとよいと思います。オリンピック憲章の観点からいうと、アスリートは出場経験があるので『よく理解している』という声もあります。元アスリートとしては、そういう声が聞けるのは嬉しいことなんですが、そんなに簡単な状況ではないと思っています」と話した。

 後任として橋本聖子五輪相(56)が有力候補として浮上していることについては「五輪担当でいらっしゃいますけど、その前は理事もされているので、これまでの組織委員会の流れもご存知と思われます。ただ今回の選定の上では男女を問わず、会長として資質のある方を早く決めるのが必要だと思います」と語った。

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2021年2月14日のニュース