「超小型」のロケッツがレイカーズを撃破 先発5人の平均身長差は8・8センチ

[ 2020年2月7日 15:32 ]

ダンクを決めるロケッツのウエストブルック(AP)
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 西地区全体4位のロケッツは敵地ロサンゼルスで首位レイカーズを121―111(前半63―63)で撃破して33勝18敗。得点部門1位(35・8)のジェームズ・ハーデン(30)はダブルチームにあって14得点にとどまったが、ラッセル・ウエストブルック(31)がターンオーバーを8回犯しながらも41得点、8リバウンド、5アシストをマークしてチームの4連勝に貢献した。

 センターのクリント・カペラ(25)をホークスに放出したロケッツのこの日の先発平均身長はレイカーズより8・8センチも低い194・4センチで、これはここ15シーズンのNBA最低身。ティンバーウルブスからトレードで移籍してきた201センチのロバート・コビントン(29)が出場した9選手の中では最長身だった。

 しかしチーム・リバウンド本数では37―38とほぼ互角。接戦で迎えた第4Qの残り2分40秒と1分27秒には、コビントンが3点シュートを連続で成功させて勝負を決めた。76ers時代の2017年シーズンに「オール・ディフェンシブ・チーム」に選出されているコビントンはベンチから出て30分出場し、14得点、8リバウンド、4アシスト、2スティール、2ブロックショットを記録。新天地初戦にもかかわらず攻守両面で素晴らしい活躍を見せた。

 レイカーズは38勝12敗となって西地区全体2位のクリッパーズ(36勝15敗)とは2・5ゲーム差。球宴で主将を務めるレブロン・ジェームズ(35)が18得点、9リバウンド、15アシスト、アンソニー・デービス(26)が32得点と13リバウンド、3ブロックショットをマークしたが、ロケッツの“超スモール・ラインアップ”による粘り強い戦い方に屈する結果となった。

 東地区全体首位のバックスは地元ミルウォーキーで同6位の76ersを112―101(前半54―51)で退けて44勝7敗。レイカーズのジェームズ同様に球宴で主将を務めるヤニス・アデトクンボ(25)が36得点、20リバウンド、6アシストをマークして3連勝を飾った。

 76ersは4連敗で31勝21敗。球宴で「チーム・レブロン」のベン・シモンズ(23)が11得点、14リバウンド、9アシスト、「チーム・ヤニス」のジョエル・エンビード(25)が19得点、11リバウンドを稼いだものの、苦手のロードでは9勝19敗と“借金10”の状態となった。

 <6日の結果>

*ニックス(16勝36敗)105―103マジック(22勝30敗)
ペリカンズ(21勝31敗)125―119*ブルズ(19勝34敗)
*バックス(44勝7敗)112―101 76ers(31勝21敗)
ロケッツ(33勝18敗)121―111*レイカーズ(38勝12敗)
*トレイルブレイザーズ(24勝28敗)125―117スパーズ(22勝29敗)

 *はホームチーム

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