白鵬の内弟子・炎鵬 横綱休場の日に3場所連続勝ち越し「勝つことが恩返し」 

[ 2019年1月26日 17:05 ]

大相撲初場所14日目 ( 2019年1月26日    両国国技館 )

 十両の炎鵬(24=宮城野部屋)が注文相撲で照強を破り、勝ち越しを決めた。

 炎鵬は1メートル68、100キロの十両最小兵。一方の照強も1メートル69、115キロとお互いに軽量だが、対戦成績は3戦全敗と相性が悪かった。勝ち越しを懸けた一番は正面から当たるのを避けた炎鵬が、立ち合いで左に変化しはたき込んだ。

 「(変化は)土俵に上がった時から決めていました。(照強が)メチャ前に詰めていたので、まずは距離を取ってというイメージでした」

 昨年秋場所で十両い復帰し、これで3場所連続勝ち越し。今場所は東8枚目で、9番勝てば番付もさらに上がる。来場所の成績次第では新入幕の可能性も出てきそうだ。

 「大きい勝ち越しかなと思います。また明日も勝って終わりたい。(今場所は)負けても気持ちを切り替えて、一日一番、思い切り相撲を取れている。失敗しても引きずらずに気持ちを切り替えられている」と自身の成長を感じ取っている。

 兄弟子でしこ名の名付け親でもある白鵬がこの日、休場した。「横綱にはいつも“頑張れ”とか“どうだった?”とか気にかけてもらって、それだけでも頑張らなきゃと思っていた。勝つことが恩返しになると思っています」と話していた。

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2019年1月26日のニュース