白鵬休場余波 千秋楽結びに平幕の出場が有力 72年初場所以来の異例の事態に

[ 2019年1月26日 13:33 ]

大相撲初場所14日目 ( 2019年1月26日    両国国技館 )

<初場所13日目>3連敗に支度部屋で、厳しい表情の白鵬(撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

 横綱・白鵬(33=宮城野部屋)が初場所14日目の26日、日本相撲協会に「右膝血腫、左足関節炎 今後約1週間の加療を要する見込みである」との診断書を提出して休場した。

 師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)は「昨日(25日)の夜に電話があり“足が痛くて眠れない”と。残念だけど、仕方がない」と説明。4日目の北勝富士戦で右膝、5日目の錦木戦で左足首を痛めたという。

 休場は2場所連続11度目。14日目の対戦相手、大関・豪栄道は不戦勝で勝ち越し。

 13日目に貴景勝に敗れた白鵬は帰り際に「体が動かないな」と弱音を漏らしていた。今場所は天覧相撲が初日か中日と予想。後半にピークを持っていく従来の調整法を変え、前半から飛ばしていた。その反動もあるとみられる。

 稀勢の里(現荒磯親方)が引退し、6日目からは右足首の故障で鶴竜が休場。一人横綱として踏ん張っていた白鵬も姿を消し、先場所に続いて2場所連続で横綱が姿を消す寂しい土俵となってしまった。 

 終盤で横綱不在になった影響で、千秋楽結びの一番も、大関・高安と平幕との取組が有力視される。千秋楽の結びで平幕力士が相撲を取れば、1972年初場所で大関・清国と当たった西前頭5枚目の栃東以来の事態となる。

続きを表示

2019年1月26日のニュース