池江璃花子 東京五輪Vへ…4月日本選手権の100バタ目標タイムを「55秒台」に設定

[ 2018年12月24日 19:04 ]

<水泳・池江璃花子 帰国>米国での練習を終え帰国した池江璃花子 (撮影・西川祐介)
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 競泳女子の池江璃花子(18=ルネサンス)が来年4月に開催される日本選手権の100メートルバタフライの目標タイムを「55秒台」に設定した。米アリゾナ州フラッグスタッフでの高地合宿を終えて、24日に帰国。成田空港で取材に応じ「質の高い練習をできたので自信を持って帰ってこられた。日本選手権では55秒台を出しておきたい」と力を込めた。

 女子100メートルバタフライで55秒台を記録した選手は過去に2人しかいない。16年リオ五輪金メダリストのサラ・ショーストロム(スウェーデン)と、12年ロンドン五輪金メダリストのダナ・ボルマー(米国)でともに五輪女王だ。池江の自己ベストは8月のパンパシフィック選手権で記録した56秒08。「自分の中では本当に55秒が出るんだなという練習を積んできた。(練習の)タイムも確実に去年より上がっている。体の変化と関係なくしっくりくる泳ぎができている」と自信を見せた。

 ショーストロムの持つ世界記録は55秒48。池江は短水路(25メートルプール)で争う11月のW杯東京大会で初勝利したとはいえ、自己ベストでは0秒60の開きがある。世界女王との差を埋めるため、来年1〜2月にかけてオーストラリアで合宿を張る予定。「19年は世界水泳(7月、韓国・光州)の100バタ(100メートルバタフライ)で必ずメダルをとって、それを20年につなげて、(東京五輪で)いい色のメダルが取れたらいいなと思います」と20年東京五輪で頂点に立つイメージを膨らませた。

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2018年12月24日のニュース