川井梨、無念の敗北 伊調は「強い選手に変わりない」

[ 2018年12月24日 05:30 ]

レスリング全日本選手権最終日 ( 2018年12月23日    東京・駒沢体育館 )

伊調(右)に敗れた川井梨(撮影・篠原岳夫)
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 川井梨は全身から悔しさをにじませて「負けたなという感じ」と言葉を絞り出した。前日の対戦で伊調から初勝利を挙げ、この日も終盤までリード。だが最後の最後で逆転を許した。

 「やっぱり馨さんは馨さんだし、2年のブランクがあるとはいえ強い選手に変わりない。2年たって私が余裕で勝てるかといったらそうでないのは分かっていた」

 リオ五輪では伊調と階級をずらし、63キロ級で金メダル。その後は世界選手権を連覇するなど日本のエースに成長した。だが伊調の強さを知り、警戒するからこそ攻め手も鈍った。6月の全日本選抜選手権でも勝てなければ、五輪出場は極めて厳しくなる。「五輪を目指していることは変わらない。また頑張らなきゃいけない」と気持ちを奮い立たせた。

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