沙羅サンタからチョコのプレゼント「よいクリスマスを」

[ 2018年12月24日 13:16 ]

報道陣にチョコを配って回る高梨沙羅
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 ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(22=クラレ)が欧州でのW杯遠征を終えて帰国した。荒れたコンディションや雪不足による大会中止、不可解なスーツの規定違反による失格もあった波乱の遠征で、5戦中3度の表彰台で2位が最高だった。「アプローチで思っていることと体がリンクしなかった」と高梨自身の出来にも課題は残ったが「今季の一番の目標はジャンプをバラして組み直すこと。勝てない中でもアイデアは出せている。ネガティブには考えていない」と語った。平昌五輪での同メダル獲得もあった2018年。今年の漢字を聞かれると「いろいろなことを蓄えられた」と「蓄」の字を挙げた。

 クリスマス前日の帰国となったが、サンタクロースにもらいたいプレゼントは特に思い浮かばないという。考えた末に出てきたのは「帰ってきても家族と会う時間がない。家族と一緒に過ごす時間がほしい」とつつましい回答だった。その後、帰国会見が終わると突然「みなさんにプレゼントがあるんですが、もらっていただけますか?」と遠慮気味に切り出した。赤い袋をぶら下げて“沙羅サンタ”に変身すると、遠征先で買ってきたチョコレートを報道陣一人一人にプレゼント。最後まで配り終えて「よいクリスマスをお迎えください」とぺこりと頭を下げた。

 2019年は年明けの国内大会で始動し、地元札幌でのW杯(1月12、13日)に向けて調整を進める。

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2018年12月24日のニュース