「ヘラクレス軍団」大体大復帰星ならずも、意地のモール2トライ No・8本庄「サインはまった」

[ 2018年9月25日 05:41 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第1節    大体大12―48関学大 ( 2018年9月24日    キンチョウスタジアム )

 4年ぶり復帰の大体大は、ヘラクレス軍団の愛称通り、フォワードの力を見せた。2トライは、ともにラインアウトからのモール。スクラムでも関学大の反則を誘った。モールの最後尾で2トライを挙げたNo・8本庄拓真(4年)は「工夫して、シンプルにモールを組まないようにした。スペシャルサインがうまくはまったところもあった」と、収穫を口にした。

 しかし、悔やむべきは後半10分すぎ。中央ライン付近のスクラムで反則を誘い、タッチラインへ蹴り出した。22メートル付近からのマイボールラインアウト。低いボールを投げて獲得したところまでは計画通りだったが、モールを組めなかった。

 「相手は飛んでくると思っていたはず。うまくだませたけど、その後でしたね。モールのシンのバランスが悪くて倒れてしまった。20メートルぐらい押すつもりでした」

 後半最初にトライを挙げて12―20と追い上げ、流れをつかんでいた場面だった。この好機を逃した後は関学大ペースになった。

 大差を付けられたものの「コンタクトには自信が出た」と当たり負けはしなかった。前半は守りでもよく粘った。次節の立命大(10月14日、鶴見緑地)でAリーグ復帰星を狙う。

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2018年9月25日のニュース