巨漢プロップ小寺が抜け目ないチャージで流れ変えた 関学大が大体大を後半突き放す

[ 2018年9月25日 05:42 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第1節   関学大48―12大体大 ( 2018年9月24日    キンチョウスタジアム )

<関西大学ラグビ−Aリーグ 大体大・関学大>前半、相手のタックルをかわし、トライを決め、喜び合う関学大・中(右から2人目)(撮影・平嶋 理子)  
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 わずかなスキを見逃さなかった。後半20分前、大体大のドロップアウト。関学大のプロップ小寺晴大(2年)が腕を伸ばし、途中出場の是枝将吾(4年)の22メートルラインからのキックをチャージした。その場で手を伸ばしたら当たったという方が妥当か。その後のアタックでWTB中孝祐(3年)がトライして27―12と突き放した。競った試合がこの後に一変。昨季4位からの巻き返しを狙う関学大のワンサイドゲームになった。

 「身長が高いから当たるかなぐらいの気持ちで手を出したら、チャンスになりました。チームの流れが悪かったので、そこから変わって良かった」

 1メートル83、118キロの巨体は控え目に胸を張った。関西学院高校ではロック。当時も相手のドロップアウトで「手に当たったことがあった。だから、今回も」と、覚えがあった。スクラムもメキメキと力を付けている2年生が、抜け目のないプレーでゲームの流れを変えた。

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2018年9月25日のニュース