デーモン閣下、貴親方引退「ちっとも嬉しくない」角界には「異分子たちの存在こそ大事」

[ 2018年9月25日 22:22 ]

デーモン閣下
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 好角家のアーティスト、デーモン閣下が25日、自身のブログを更新。都内で年寄引退会見を行った大相撲の貴乃花親方(元横綱、46)について自身の思いをつづった。

 「貴乃花親方が引退を決断するに至った会見での説明は理解できた。だがその決断の胆となる部分、すなわち親方が春に内閣府に提出し後に取り下げた『告発』の内容を『事実無根』とした相撲協会と、それを認めることは出来ないとした貴乃花親方、両者が決裂した決定的なポイントが分からず、すっきりしない」と両者の主張の食い違いを指摘。

 名横綱、貴乃花親方が角界を去ることに「現役時代名横綱として相撲人気を支え、親方になっても数多くの関取を輩出し協会に貢献してきた。そういう人物の辞め方がこういう形で良いのか疑問を持たざるを得ない…と言うか、我々相撲ファンはちっとも嬉しくない。“愉快なニュースだ”と思った相撲ファンは果たしているのだろうか?」と問い掛けた。

 横綱経験者や花形力士が数多く角界を離れていくことが特異な事象であるとし「かつての花形力士が、未来の相撲界を盛り上げていく姿を見たいのに、そうなっていかないのはファンとして寂しいし残念な限りである」と思いを告白。

 「貴乃花親方は、自身が他の力士たちと異なる境遇で相撲界に存在した人物。(中略)入門前、小学生の時からカメラに追われ、良くも悪くも常に脚光を浴び続けた貴乃花親方は、個人競技である相撲の“孤独”を誰よりも知り尽くし、弟子たちにもその厳しさを伝えようとしていたように吾輩は思う。日本相撲協会の未来のためには、そういうちょっと異分子たちの存在“こそ”大事にしてゆく必要があると、吾輩は考える」と愛のある提言をした。

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2018年9月25日のニュース