【一問一答】羽生結弦 四回転半「できれば今季に」 演技時間の短縮「実はきつい」

[ 2018年8月31日 09:17 ]

<羽生結弦公開練習>フリーの新プログラムをパートに分けて練習する羽生結弦(撮影・長久保豊)
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 フィギュアスケート男子の五輪2大会連続金メダリスト、羽生結弦(23=ANA)は30日、拠点のカナダ・トロントで練習を公開し、新シーズンについて語った。

 ――今季のフリーの新プログラムは?

 「シェイリー・ボーンさんに振り付けてもらった。プルシェンコさんの代表曲で、自分がスケートに没頭した、始まりの曲。起源、始まりという意味を持たせたくて、曲名は「Origin」にした。恐縮する気持ちもあったけれど、プルシェンコさんが(曲の使用を)快く受け入れてくれた」

 ――SPの新プログラムは?

 「ジェフリー・バトルさんの振り付けです。「秋によせて」はジョニー・ウィアーさんがフリーで使っていたのが印象に残っている。彼の(ジャンプの)ランディングの美しさに引かれた。彼のように跳びたい、滑りたいと思った」

 ――痛めていた右足首の状態は?

 「(4回転の)トーループ、サルコー、ループまでは戻ってきた。ルッツは不安がある状態なので、しばらくはやめておこうと思う。ルッツ、フリップで(右足の)トーを突く時に違和感を感じることがあるが、痛みを知覚することはなくなっている」

 ――新ルールについて

 「特にルールが有利とか不利とか感じることはない。1つ言えるのはフリーが4分半から4分になり、ジャンプも1つ減って、ラクになったと思うかもしれないけれど、実はきつい。(プログラムが)忙しいです」

 ――今季の目標は?

 「(昨季は)結果としてはすごく満足しているし、達成感もある。ただ未熟さ、磨くべきこと、成長すべきこと、伸びしろを感じながら滑っている。確実に成長していけたらいい」

 ――今のモチベーションは?

 「(クワッド)アクセルです。まだ跳べていないけれど、過程を楽しみながら頑張って練習したい。できれば今季に跳びたい。期限までに跳ばないといけないというプレッシャーは感じている」

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