井村HC 代表のふがいない演技にあきれ顔、優勝も「最悪でした」

[ 2018年4月29日 18:17 ]

アーティスティックスイミング「ジャパン・オープン」第3日 チーム・フリーの表彰式を終えた選手を集め話をする井村ヘッドコーチ(右から3人目)
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 アーティスティックスイミング(旧シンクロ)の日本選手権が29日、東京辰巳国際水泳場で行われ、日本代表の井村雅代ヘッドコーチが選手のふがいない演技にあきれた。今大会はロシアや中国など世界のトップチームは不在。当然のように日本が優勝したものの、チームの仕上がりを見て「最悪でした。あんなナショナルチームない」とガックリ肩を落とした。

 さらに、デュエットの乾、中牧については「練習のレベルを上げていかないと。特に中牧、あいつはナメとる。世界で勝つのは甘いもんじゃない」と“井村節”をさく裂。ともにリオでは銅メダルを獲得した種目だが、エースだった三井が引退するんど、前回の五輪以降、日本代表のレベルが低下していることは否めない。前回以上の成績を目指すジャパンだが、世界との差は広がっている。

 井村氏によると、この日のデュエットは練習以上の演技ができていたという。同氏からすれば、普段のハードルが低いということ。選手の大型化を目指すなど試行錯誤が続く井村ジャパン。東京五輪が迫る中、指揮官は「どんな質の練習をすることが大事か分かっていない。もっともっと上がある」と意識改革の必要性を訴えた。

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