乾・中牧組栄冠も井村HC「中牧が探っている 思い切りが悪い」 メンバー変更も「あります」

[ 2018年4月29日 05:30 ]

アーティスティックスイミング ジャパン・オープン第2日 ( 2018年4月28日    東京・辰巳国際水泳場 )

デュエット・テクニカル、息の合った演技を見せる乾友紀子(左)と中牧佳南
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 シンクロナイズドスイミングから改称されたアーティスティックスイミングのジャパン・オープン第2日は28日、東京・辰巳国際水泳場で行われ、デュエットのテクニカルルーティン(TR)は乾友紀子(27)、中牧佳南(25)組(ともに井村ク)が91・0427点で制した。ソロのフリールーティン(FR)予選では乾が92・6667点で首位発進した。

 今季の日本のデュエットのテーマは忍者。和太鼓や琴を使った曲に、手裏剣投げやけむに巻かれて消える動きを取り入れて、観客を楽しませた。得点も3月のフランス・オープンより約0・3点向上させ、乾は「大きなミスはなかった。得点も少し上がって良かった」と笑顔を見せた。

 しかし、井村雅代ヘッドコーチ(HC)は「練習よりはましだったが、中牧が探っている。思い切りが悪い」と納得がいかない様子。昨季はエース乾の相手を2人で務めたが、中村麻衣が引退し、今季は中牧が唯一のパートナー。その中牧は「集中を切らさないように心掛けた」と言うが、井村HCは「(交代も)あります」とメンバー変更も示唆し、危機感をあおった。

 〇…混合デュエットのTRで、ジュニア日本代表の岩崎尽真(じんま、14=楓心舘)、宮内花菜(16=アテナアクアメイツ)組がデビューした。7月の世界ジュニア(ブダペスト)のためにペアを結成して1カ月。76・1829点で4チーム中4位だったが、競技歴2年の岩崎は「下手でもジャパンなので、できることを精いっぱいやろうと思いました」とまずまず息の合った演技を披露した。

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