【石崎琴美 分岐点】カー娘 スイス戦は“原点回帰”会話を増やして気持ちを一つに

[ 2018年2月21日 11:20 ]

平昌冬季五輪 カーリング女子1次リーグ   日本6―8英国 ( 2018年2月20日 )

<日本・英国>劣勢の展開に渋い表情の(右から)藤沢、鈴木、吉田知、吉田夕
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 第6エンドで3点をスチールされたことで敗戦の流れをつくってしまいました。英国のミスにも助けられ第3エンドまでは競っていましたが、序盤からずっと苦しい展開でした。先手を打たれて、気づけばハウス内に相手ストーンがたまって、後攻のエンドでも攻め込まれていました。

 終始スキップの藤沢さんが難しいショットを投げさせられていました。スキップが苦しいのはリード、セカンド、サードでショットをうまくつなぐことができないからです。

 致命的なミスはなかったのですが、ガードストーンの横を通過させるショットがチップしたり、小さなミスが重なりました。氷の読みがうまくいっていなかったし、リズムも悪くなっていました。逆に英国は際どいコースを何とか通過させて流れを引き寄せました。

 スイス戦に向けて頭の中をクリアにしてほしいですね。会話を増やして氷の状態など情報を共有し、各自が感じていることを話し合い、気持ちを一つにして臨んでもらいたいです。コミュニケーション能力の高さがこのチームの良さ。その原点に立ち返る時です。(02年ソルトレークシティー、10年バンクーバー両五輪代表)

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2018年2月21日のニュース