初優勝の栃ノ心 感涙「いつかはと思っていたがうれしい」 春日野親方へ「これくらしかできませんから」

[ 2018年1月27日 17:30 ]

大相撲初場所14日目 ( 2018年1月27日    両国国技館 )

松鳳山と張り合いに勝ち、優勝した栃ノ心(右)
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 平幕では6年ぶり、自身初優勝となった栃ノ心は目を潤ませながらインタビューに応じ「信じられない」を連発。「いつかはと思っていたがうれしい」とこの12年間、夢見た優勝の喜びをかみしめた。

 同じ06年春場所が初土俵の松鳳山との一番は突っ張りあいに。「突っ張ってからつかまえろ」という春日野親方のアドバイス通り、冷静に相手を見て、最後は寄り切った。

 春日野部屋は傷害事件の渦中に。「これくらしかできませんから」と、46年ぶりとなる同部屋所属力士の優勝を親方に届けることで恩返しをした形となった。故郷ジョージアの家族、友人にも思いをはせ、感謝の言葉を述べた後「今日は最高の日」と満面の笑みでうなずいた。

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