糸数が銀!日本男子36年ぶりのメダル 重量挙げ世界選手権

[ 2017年12月1日 05:30 ]

重量挙げ世界選手権男子62キロ級 トータル299キロで銀メダルを獲得した糸数
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 重量挙げの世界選手権第2日は29日、米カリフォルニア州アナハイムで行われ、男子62キロ級で昨年のリオデジャネイロ五輪4位の糸数陽一(26=警視庁)がスナッチ134キロ、ジャーク165キロのトータル299キロで銀メダルを獲得した。日本男子の世界選手権での表彰台は、81年大会の52キロ級で真鍋和人が銅メダルを獲得して以来、36年ぶり。殊勲の26歳は、「日本人として久しぶりに表彰台に立てたのはうれしい」と胸を張った。

 リオではメダルにあと一歩及ばなかったが、大舞台の経験が練習を変えた。日頃から世界の強豪を想定し、安定性を追求してきた。今大会は金メダリストとわずか1キロ差での銀メダル。練習ではジャークで173キロを挙げたことがありながら、本番では170キロを失敗した。「優勝を狙える状態で、最後に詰めの甘さが出てしまい、課題も出た。東京五輪に向け、さらに力をつけたい」と開幕まで1000日を切った夢舞台を見据えた。

 ◆糸数 陽一(いとかず・よういち)1991年(平3)5月24日、沖縄県出身の26歳。豊見城高から日大を経て、警視庁に所属。昨年のリオデジャネイロ五輪の男子62キロ級は、ともに日本新記録となるジャーク169キロ、トータル302キロをマークし、4位に入った。1メートル60。

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