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貴親方、冬巡業外された 暴行問題対応で 捜査終了後に聴取へ

日本相撲協会理事会に出席した貴乃花親方
Photo By スポニチ

 日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で定例の理事会を開き、29日に引退した元横綱・日馬富士の暴行問題などについて協議した。10月の秋巡業の期間中に元日馬富士から暴行を受けた平幕・貴ノ岩の師匠の貴乃花巡業部長(45=元横綱)は、暴行問題への対応などを理由に3日から始まる冬巡業から外されることになった。

 暴行を受けた貴ノ岩の師匠である貴乃花親方が、暴行問題の調査が途中段階にもかかわらず、職務を制限された。横綱による暴行問題の発覚後初めての定例理事会。100人を超える報道陣が集まったため、会見は国技館の地下1階にある大広間で行われた。そこで尾車事業部長(元大関・琴風)が、貴乃花親方の今後について説明した。

 「巡業部長の貴乃花親方は本件(暴力問題)の対応もあり、また勧進元(興行主)、地元ファンのことも配慮し、3日から始まる冬巡業は春日野広報部長に担当してもらうことになった」

 異例ずくめだった。あまり公開されることのない理事会だが、会議前に撮影を許可された。さらに早ければ20〜30分で終わる日もある中、この日は実に3時間超を要した。理事でもある貴乃花親方も理事会に参加。テーブルは八角理事長の真向かいで、会議前に既に険しい表情を浮かべていた。会議を終えると真っ先に部屋を出て、報道陣の質問に無言で立ち去った。

 尾車部長は「貴乃花親方は納得していた」という。補足説明では「今の騒動の中で(貴乃花親方に取材するため)多くのマスコミも押しかけるだろうから巡業を見に来るお客さんがそっちのけになってはいけない」と交代理由を付け加えた。貴乃花親方も暴行事件について「被害者、加害者の両方とも管理できていない。私にも責任がある」と話していた。相撲協会は元日馬富士の師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)の監督責任については危機管理委員会の最終報告を待って決める意向だが、それより前に貴乃花親方が巡業部長の職務を外された。

 貴乃花親方は、貴ノ岩に対する危機管理委員会の調査も受け入れることになった。これまでは愛弟子の体調を考慮して聴取を断り続けてきた。だが、鳥取県警は暴行現場となった鳥取市内のラウンジでの酒宴に参加していた白鵬らの参考人聴取をほぼ終えたことで、来週中にも元日馬富士を書類送検する見通しとなった。これを受けての判断。危機管理委員会の高野利雄委員長(元名古屋高検検事長、弁護士)は「貴乃花親方は警察の捜査が優先されるが、捜査後には協力してくれると言った」と明かした。

 相撲協会は20日に臨時理事会を開催することを決めた。臨時理事会に先立って行われる横綱審議委員会では、危機管理委員会がまとめた最終報告を伝える。そこで出た意見を聞いた上で理事会としての結論を示すという。貴乃花親方や、伊勢ケ浜親方への処分もこの時に検討する。初場所番付発表は26日。1年の始まりとなる本場所に騒動を持ち込みたくないとの意図も透けて見える。

[ 2017年12月1日 05:30 ]

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