奈紗 米ツアー自己ベスト67 初Vへ1差、絶好8バーディー

[ 2017年9月2日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ポートランド・クラシック第1日 ( 2017年8月31日    米オレゴン州ポートランド コロンビアエッジウオーターCC=6476ヤード、パー72 )

ポートランド女子第1R 畑岡奈紗の第2打
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 畑岡奈紗(18=森ビル)は8バーディー、3ボギーの67で首位と1打差の2位と好発進した。今季限りで引退する宮里藍(32=サントリー)は米国での最後の大会で5バーディー、1ダブルボギーの69で回り18位につけた。田仁智(チョン・インジ)(23=韓国)が66をマークしてトップに立った。

 バーディーを量産し米ツアーの自己ベスト67をマークした畑岡は「バーディーが8つとたくさん取れたのが良かった。60台は久々。ほぼ100点です」と満面の笑みを見せた。

 序盤からショットもパットもさえた。2ホール目の11番で4メートルを決めてバーディーが先行。17番はグリーン右前12ヤードからチップインで3連続バーディー。その勢いで後半も崩れることはなかった。最終9番(パー4)でバンカーからの第2打を2メートルにつけてバーディーを奪うとガッツポーズで締めくくった。

 今季の米ツアーでは過去16戦で予選通過は4回で最高成績は30位。6月以降は一度も決勝ラウンドに進めていない。不振の原因はショットにある。パーオン率は58・83%で146位。18ホールの平均パット数は28・74で2位とグリーン上は好調なのに、その武器を生かせていなかった。

 「8月に日本に帰ってスイングを修正したのがうまくいった」。帰国してNEC軽井沢72、CATレディースに出場した際「以前から私をよく知っているキャディーさんからトップの位置が低くなっていると指摘を受けた」。練習でもラウンドでもトップを高くすることだけに集中した。その結果、ショットの精度とともに飛距離も10ヤードほど取り戻した。

 「ショットで攻めていくのが自分のゴルフなので、それが戻ってきた」と自信も戻った。首位と1打差の好発進。賞金ランキング154位でシード落ちの危機に直面しているが、もちろん諦めるつもりはない。

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2017年9月2日のニュース