稲森 伸び伸び首位浮上「オールパーが目標だったのに」

[ 2017年9月2日 05:30 ]

男子ゴルフツアー フジサンケイ・クラシック第2日 ( 2017年9月1日    山梨県富士河口湖町 富士桜カントリー倶楽部=7566ヤード、パー71 )

11番、ティーショットを放つ稲森  
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 ツアー未勝利の稲森佑貴(22=グリーンゴルフ練習場)が9位から首位に浮上した。7バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア65をマークし通算6アンダーに伸ばして、4バーディー、1ボギーの68で回った岩田寛(36=フリー)に並んだ。

 稲森は2番で14メートルのバーディーパットを沈めて波に乗った。16番パー3で1メートルに付けると17番は3・5メートル、18番は2・5メートルを入れて自身2度目の3連続バーディーフィニッシュで首位に浮上。「オールパーが目標だったのに」と目尻を下げた。

 フェアウエーキープ率は15、16年と2年連続1位。今季も唯一の70%台(71・23%)でトップ。課題の飛距離もオフに下半身と体幹を鍛えた結果、昨季より約13ヤード伸びて平均270・09ヤード。アイアンも約5ヤード伸びて攻め方が楽になった。8月、ネスレマッチプレーレクサス杯の練習日に谷口徹から「バックスイングは気にせず球の飛び出すイメージだけ持てば良い」と助言され、スムーズに振れるようになった。

 首位での予選通過は3度目。ツアー初優勝が視界に入るが「深く考えずピンチになっても楽しくやりたい」と平常心で回る。

 ≪最もやさしいパー4に≫本来は448ヤードのミドルホールだが、285ヤードのティーグラウンドを使用した14番は第2ラウンドの全選手の平均スコアが3・331となり、詳細なデータが残る85年以降で最も難易度の低いパー4となった。イーグルが8、バーディーが66、パーが41、ボギーは3だった。

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2017年9月2日のニュース