平井コーチ、金ゼロに「危機感ある」所属の垣根越え若手強化へ

[ 2017年8月1日 05:30 ]

水泳・世界選手権最終日 ( 2017年7月30日    ハンガリー・ブダペスト )

練習を終え平井ヘッドコーチと話し笑顔を見せる萩野(左)
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 日本は計7個(五輪種目6個)のメダルを獲得したが、五輪・世界選手権では12年ロンドン五輪以来の金メダルなし。金メダル候補と期待された萩野、瀬戸ら実力者はメダルこそ確保したが、最高のパフォーマンスではなかった。日本代表の平井伯昌ヘッドコーチは「メダリストたちの記録が伸び悩んだ。危機感があります」と険しい表情で語った。

 深刻なのは女子。新たに平泳ぎの小関と渡辺がメダリストとなった男子がメダル6個に対し、女子は個人メドレーの大橋1つだけ。大橋の成長は大きな収穫だが、池江や長谷川ら期待の若手が力を出し切れなかった。平井ヘッドコーチは「若い選手は経験のある選手が当たり前のように厳しい練習をする姿を見る必要もある」と話し、所属の垣根を越えた若手の強化策を導入する意向を示した。

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2017年8月1日のニュース