松山「しんどかった」5時間超えラウンド 天候もスコアも揺れ動く

[ 2017年7月22日 09:05 ]

米男子ゴルフツアー 第146回全英オープン第2日 ( 2017年7月21日    英国サウスポート ロイヤルバークデールGC=7156ヤード、パー70 )

<全英オープン2日目>10番、ボールを見つめる松山
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 冷たい風雨にさらされながらの5時間超えのラウンド。しかも最大瞬間風速が秒速15メートルを超えるような強風が吹き荒れた。「しんどかったです。たぶん皆もしんどかったんじゃないですかね」。まずは18ホールを回り終えたことにホッとした。松山が見せたのはそんな笑みだった。

 降っては止み、止んでは降る。あちらから吹けば、今度はこちらから。目まぐるしく変わる天候と同じく、松山のスコアも慌ただしく揺れ動いた。

 序盤は危なげなくパーを拾っていたが、豪雨に見舞われた6番パー4で最初のボギーを叩いた。唐突に雨と風が収まった7、8番では立て続けにショットをピンに絡めて連続バーディーを奪った。

 上げ潮で迎えたバックナイン。南風から役目を交代した北風がぐんぐん勢いを増し始めると、松山のショットがブレ始め、立て続けにポットバンカーにつかまって10、11番を連続ボギーとした。

 ナイスショットとミスショット、バーディーとボギーが交差し、息つく間もない。16番では12メートルのロングパットを沈めてバーディー奪取。「16番で長いパットが入ってくれたんで、そのまま終わりたかったけどうまくいってくれなかった」と17番パー5では、2打目を大きく左に曲げてダブルボギーを叩いた。最後の18番はバンカーからしぶとくパーセーブして「ボギーにしたらだいぶ気持ち的に落ち込んでいたはず」と胸をなで下ろした。

 4バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの72で、通算イーブンパーの10位。首位のスピース(米国)とはまだ6打差だ。「今日みたいに天気が荒れたら、我慢していれば順位上がっていく。晴れたら伸ばさないとチャンスはなくなる。トップはなかなか落ちてこないと思うので、しっかり4アンダー、5アンダーを目指していきたい」と最終日の優勝争いのためにトップの背中を必死に追いかける。

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