キャバリアーズのアービングがトレード志願 ジェームズと決別か?

[ 2017年7月22日 14:55 ]

トレードを志願したキャバリアーズのアービング(AP)
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 NBAキャバリアーズの主戦ガード、カイリー・アービング(25歳)がチームに対して「自分をトレードして欲しい」と訴えていたことが明らかになった。スポーツ専門局のESPNが最初に報じたもので、先週、ダン・ギルバート・オーナー(55歳)に対して直接トレードを直訴。希望する移籍先にはスパーズ、ニックス、ヒート、ティンバーウルブスなどを挙げている。

 15年シーズンにはファイナル制覇を達成したが、チームの大黒柱、レブロン・ジェームズ(32歳)とはこれ以上ともにプレーをしたくないという意思を伝えており今後の動向が注目されるところ。キャバリアーズは現在、ニックスからFAとなっているガードのデリック・ローズ(28歳)と交渉中で、仮にアービングを放出した場合、アービングのバックアップとして獲得する予定だったローズが先発に昇格する可能性が出てきている。さらにニックスはカーメロ・アンソニー(33歳)のトレード交渉が頓挫していたが、アービングが交換要員となればこの“商談”が再び動き出すことも考えられる。

 アービングはデューク大から2011年のドラフト全体トップでキャバリアーズに指名されてNBA入り。卓越したドリブルと変幻自在のムーブを駆使してリーグのトップ・ガードとしての地位を築き、昨季は72試合に出場して自己ベストの25・2得点をマーク。キャバリアーズでの6シーズンでは通算381試合に出場して21・6得点という成績を残していた。14年のW杯と16年のリオデジャネイロ五輪では米国代表として優勝に貢献。球宴には4回選出されている。

 なおキャバリアーズは退任したデビッド・グリフィン前GM(43歳)に代わってフロント業務を担当していたコービー・オルトマン氏(34歳)がGMに昇格する運び。アービングのトレード交渉は同氏が陣頭指揮を執ることになりそうだ。

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2017年7月22日のニュース