優作涙目 強風に苦戦…通算12オーバーで予選通過絶望的

[ 2017年7月22日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー 第146回全英オープン第2日 ( 2017年7月21日    英国サウスポート ロイヤルバークデールGC=7156ヤード、パー70 )

2日目1番、第3打を放つ宮里
Photo By スポニチ

 40位で第2日に臨んだ宮里優作(37=フリー)は82を叩き通算12オーバーと崩れた。58位で出た池田勇太(31=フリー)は通算10オーバー、142位で出た谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)は通算12オーバー。3打差の12位で出た松山英樹(25=LEXUS)は72で回り、通算イーブンパーでホールアウトした。第1日はジョーダン・スピース(23)、ブルックス・ケプカ(27=いずれも米国)らが65で首位に並んだ。

 秒速10メートルを超える強風の中、宮里は大荒れのゴルフになった。

 3番で左ラフからの第2打がショート。40ヤードのアプローチを寄せきれずボギーが先行した。7番ではアプローチがグリーンからバンカーに転がり落ちてダブルボギー。8番でも花道からのアプローチが“シャンク”になりバンカーに入って連続ダブルボギーを叩いた。後半も12番から3連続ボギー。17番パー5は痛恨のトリプルボギーを叩いて82でホールアウト。12もスコアを落として予選通過は絶望的になった。

 「もう疲れた。ドローが打てなくて。ティーショットは風に乗せようと思ったが、流された。中弾道よりも上がると全部持っていかれる。風にぶつける感じを覚えないとここでは難しい。定期的にこういうコンディションがあればいいが、どうしても年1回になってしまう」と涙目で話すのが精いっぱいだった。

 第1日はパープレーで40位発進。「内容とスコアが一致してない。中身は5オーバーぐらいのゴルフ。久しぶりにこんなに調子が悪かった」と振り返った。序盤はショットの不調に苦しんだが、アプローチとパットで辛抱を続けた。すると「何とかインパクトで合わせた」という間に合わせのショットで13、14番と連続バーディー。18番は手応えの残るショットで2メートルにつけて3つ目のバーディーを奪った。今季国内ツアーで2勝を挙げ賞金ランキング1位で出場した3度目の全英。初の予選通過に向けて視界は開けたはずだった。しかし、またもリンクスのワナにはまった。

続きを表示

2017年7月22日のニュース