矢後 精神面成長し幕下V、十両昇進へ「15日間取れる体を」

[ 2017年7月22日 05:30 ]

大相撲名古屋場所13日目 ( 2017年7月21日    愛知県体育館 )

幕下優勝を果たした矢後
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 幕下15枚目格付け出しで夏場所にデビューした矢後が、所要2場所での新十両昇進を確実にした。

 同じ6戦全勝の竜勢(鏡山部屋)を寄り切り。東11枚目での全勝優勝のため、26日の秋場所番付編成会議で昇進が決まる見通しだ。「先場所は緊張して自分の相撲が取れなかった」というが「今場所は周りがよく見えた」と精神面で成長した。幕下付け出しからの2場所通過は12人目で「想像していなかった。もっと稽古をして、15日間を取れる体をつくっていきたい」と抱負を語った。

 ▽幕下優勝(7戦全勝)矢後(やご=本名矢後太規)東11枚目、北海道芽室町出身、尾車部屋。埼玉栄高から進んだ中大相撲部4年の昨年に全日本選手権を制覇。17年夏場所に幕下15枚目格付け出しで初土俵。得意は左四つ、寄り。1メートル87、172キロ。23歳。

 ▽三段目優勝(7勝全勝)福轟力(ふくごうりき=本名赤井浩城)東11枚目、福島市出身、荒汐部屋。05年九州場所初土俵。得意は突き、押し、寄り。1メートル83、148キロ。29歳。

 ▼福轟力 (優勝は)初めて。ずっとしたかったのでうれしい。(今場所は)体が動いていた。動きの中で引いていなす点は良かった。最高位を更新して、十両を目指したい。

 ▽序ノ口優勝(7戦全勝)友風(ともかぜ=本名南友太)東25枚目、川崎市出身、尾車部屋。日体大相撲部から17年夏場所初土俵。得意は突き、押し。1メートル83、168キロ。22歳。

 ▼友風 優勝という意識はなく、一番一番にしっかりと気持ちを入れて取り組むことを心掛けた。大学の先輩で兄弟子の嘉風関を凄く尊敬し、憧れている。あの背中を信じてついていこうと思っている。

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