紗代子夫人、4人の子供たちと生観戦「納得するまでやって」

[ 2017年7月22日 05:30 ]

大相撲名古屋場所13日目 ( 2017年7月21日    愛知県体育館 )

サイン入りボードを手に笑顔でポーズの白鵬
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 白鵬の愛妻と4人の子供たちもこの日、愛知県体育館に駆けつけた。史上1位となる通算1048勝を挙げた瞬間を東の花道で生観戦。新たに刻んだ偉業を、紗代子夫人はねぎらった。

 「うれしいです。ケガとか手術があって、一時はどうなることかな、と思いました。新しい目標に向かってやってきて、それが実ってよかったです」

 白鵬自身も、大鵬の優勝32回を超えてから「どこに向かえばいいのか」と、思い悩んだ時期があった。孤高の存在になった夫を、紗代子夫人はそばで見守ってきた。

 1047勝目を挙げて元大関・魁皇の記録に並んだ前日(20日)。横綱から家族に電話があった。子供たちに「パパは、あと1勝、頑張るから。明日まで待ってね」と誓う声は父親そのものだった。父であり、偉大な横綱でもある夫は、2020年東京五輪まで現役を続ける意向を見せたことがある。夫人は「ケガや病気がないように。やれるところまで、納得するまでやってほしい」と、現役最後の一番まで変わらず支え続けるつもりだ。

 ≪母タミルさん「運命」≫白鵬の母親タミルさん(69)はウランバートル市内のホテルで観戦し、「力強い力士だった元大関・魁皇の記録を破ったことを、とてもうれしく思う。日本とモンゴル両国民にとって喜ばしい」と大記録達成に笑顔。「日本国民から厚いもてなしを受けたおかげで、こんなに強い横綱になれた」と感謝した。白鵬が日本国籍取得の意向を持っていることについては「息子の妻は日本人だし、国籍を取るのは時間の問題で、運命だと思う」と話した。

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2017年7月22日のニュース