川内優輝 チェコから帰国即仕事へ 転倒で右足打撲も「大丈夫」

[ 2017年5月9日 09:06 ]

プラハから帰国した川内優輝
Photo By スポニチ

 陸上の世界選手権(8月、ロンドン)男子マラソン代表、川内優輝(30=埼玉県庁)が9日、遠征先のチェコ・プラハから成田空港に帰国した。

 7日に行われたプラハ・マラソンに出場し、2時間10分13秒で6位。先頭集団にいた32キロすぎに石畳で転倒したことも影響し、最後は「足にきた」が、諦めずに走り切ってゴールした。目標に掲げた2時間8分14秒の自己ベスト更新とはならなかった。それでも「いいレース展開ができた。呼吸が苦しくなったわけではないし、最後に足にきたことは走り込みで克服できる。やってきたことの方向性が間違っていなかったと再確認できた」と手応えをつかんだ様子。転倒した際に打撲した右足についても「大丈夫です」と問題なしを強調した。

 今後は14日の仙台国際ハーフに出場し、その後、練習で100キロの超長距離走に取り組んだ後、6月と7月にも海外でフルマラソンを走り、日の丸ラストランと位置付ける世界選手権に臨む。日本が誇る“公務員ランナー”は「これから(午後)9時15分まで仕事です。電車はこっちですよね?」と言い残し、笑顔で空港を後にした。

続きを表示

2017年5月9日のニュース