シャラポワ、復帰戦4強止まり 次戦は5・6開幕マドリードOP

[ 2017年5月1日 05:30 ]

女子テニス ポルシェGP準決勝   マリア・シャラポワ1―2クリスティナ・ムラデノビッチ ( 2017年4月29日    ドイツ・シュツットガルト )

シングルス準決勝で敗れ、引き揚げるシャラポワ
Photo By ゲッティ=共同

 女子テニスの元世界ランキング1位でドーピング違反による資格停止処分が解けたマリア・シャラポワ(ロシア)は29日、ドイツのシュツットガルトで行われたポルシェ・グランプリのシングルス準決勝で世界19位のクリスティナ・ムラデノビッチ(フランス)に6―3、5―7、4―6で逆転負けし、注目の復帰戦は4強止まりだった。第2セット以降にサーブやショットの精度が落ちて2時間38分の接戦に敗れた。シャラポワは5月6日開幕のマドリード・オープンにも主催者推薦でエントリーしている。

 シャラポワは第1セットで圧倒も、その後はブランクの影響を感じさせる失速ぶりだった。計16度あったブレークチャンスを3度しか生かせずに逆転負けした。

 スポーツ界に衝撃を与えたドーピング違反の発覚から1年余り。特例的な主催者推薦での出場に反発の声が数々上がった。逆風の中で臨んだ舞台で課題とともに手応えも感じ「とても満足している」と総括した30歳の元世界ランキング1位。拍手でねぎらう観客に手を振り、大会の主役はコートを去った。

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2017年5月1日のニュース