真凜、平昌へ本格始動 合同研修で「五輪に出たい気持ち」アップ

[ 2017年5月1日 05:30 ]

平昌五輪代表候補合同研修 ( 2017年4月30日 )

武田双雲氏が「和」としたためて寄せ書きは完成
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 夢舞台へ本格始動だ。フィギュアスケート女子の本田真凜(15=関大高)が30日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで日本オリンピック委員会(JOC)による18年平昌(ピョンチャン)五輪代表候補選手の合同研修に参加。その後、五輪シーズンとなる来季のプログラムの振り付けのために海外へ出発した。場所については「あるところに…」と詳細を明かさなかったが、「体を動かしたくてうずうずしている」と笑みを浮かべた。

 平昌を狙う他競技のアスリートと交流した2泊3日の研修で、「面白かった」と振り返ったのが前日(29日)の卓球だ。仲良しのリオデジャネイロ五輪代表・伊藤美誠(16=スターツ)は卓球場に不在で「入れ違いでした」と苦笑いを浮かべたが、29日も連絡を取り合うなど夏冬問わずアスリートから刺激を受けている。

 最終日のこの日は書道家・武田双雲氏(41)の講演に耳を傾けた。武田氏からの「自分が一番大切にしていることを表す漢字一文字」というお題に、本田は自身の名前から「凜(りん)」と書き込んだ。「あんまり一文字で考えたことがないけど“凜と生きる”みたいな感じで書きました」。選手がそれぞれ漢字を書いた大きな紙の中央に、武田氏が「和」としたためて寄せ書きが完成した。

 有意義な時間を過ごし、平昌へのモチベーションはさらに高まった。「五輪に出たい気持ちが強くなった。小さい時から五輪で金メダルを夢にスケートをやってきた」。シニアのグランプリ(GP)シリーズ、全日本選手権、そして五輪へ。高校1年生の15歳が、夢ロードを駆け抜ける。

 ▼平昌五輪への道 世界選手権で出場枠が決定し、日本男子は最大の3枠を確保したが、女子は2枠に。代表選考方法は6月の日本連盟理事会で決まる。14年ソチ五輪は男女とも3枠で(1)全日本選手権の優勝者が決定(2)GPファイナル最上位メダリストと全日本2、3位から選考(3)2人目の選考から漏れた選手と、世界ランク、シーズンベストの日本人上位3人からの選考だった。

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