ハヌル、POで昨年PO雪辱勝利!難関スライスライン沈めた

[ 2017年5月1日 05:30 ]

女子ゴルフ ツアーサイバーエージェント・レディース最終日 ( 2017年4月30日    静岡県三島市 グランフィールズカントリークラブ=6501ヤード、パー72 )

鈴木(中央奥)を破り優勝したキム・ハヌルは満面の笑みでバンザイ
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 キム・ハヌル(28=韓国)が通算7アンダー、209で並んだ鈴木愛(22=セールスフォース)とのプレーオフを1ホール目で制し、昨年11月のLPGAツアー選手権リコー杯以来となる日本ツアー4勝目を挙げた。2人はともに首位から出て最終ラウンドを70で回った。首位から出た大和笑莉奈(27=フリー)は78と失速し、11位で終えた。

 新緑の富士山麓で“スマイルクイーン”が輝いた。キム・ハヌルは愛称通りの笑顔を浮かべ日本語で「うれしいです!」と喜びを語った。17番ではまさかの3パットでボギー。「(鈴木が)バーディーなら追いつけない」と冷や汗をかいたが、鈴木もパーでプレーオフにもつれ込んだ。

 思い起こすのは1年前。福嶋浩子とのプレーオフ1ホール目、1メートルのパーパットがカップをすり抜けた。「去年悔しい思いをしたので必ず勝つんだという強い思いで臨みました」と18番パー4に向かった。残り119ヤードの第2打はPWで左奥3メートルへ。本戦では左奥8メートルから外していた。「本戦と同じライン。右には切れない」。難しい下りのスライスラインを確信を持って沈めた。体が震えるほど緊張したという「去年の経験が良い結果を生んだ。2年連続で負けたら大きく影響するところだった」と雪辱に胸を張った。

 オフにはトレーニングの一環で趣味のダンスのレパートリーを増やし、ファンという韓国の7人組男性ヒップホップアイドル、防弾少年団のダンスも覚えた。日本ツアー1年目は1勝、2年目は2勝を挙げた。3年目の今季の目標は「3勝」。「早い段階で1勝できてよかった」。今季はまだまだ笑顔が見られそうだ。

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2017年5月1日のニュース