山県 3月豪州での今季初戦で9秒台「出してしまいたい」

[ 2017年2月19日 05:30 ]

小学生陸上教室で「子供たちに元気をもらった」山県
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 初戦から偉業を狙う。

 16年リオデジャネイロ五輪の陸上男子400メートルリレー銀メダリストで100メートル10秒03の記録を持つ山県亮太(24=セイコーホールディングス)が18日、都内で小学生の陸上教室に参加。

 3月にオーストラリアで出場予定の今季初戦の100メートルで、日本初の9秒台に照準を定めた。「もう、出せるならそこ(オーストラリア)で出してしまいたいですね。出し惜しみせずにいきたい」。今月下旬からは10秒01の記録を持つ桐生祥秀(21=東洋大)とオーストラリアで合同合宿を行う。

 腰痛などの不安を抱えていた過去とは違い、この冬のトレーニングは順調だ。今季の最大目標は8月の世界選手権(英国・ロンドン)。リレーのメダルはもちろんだが、リオ五輪では準決勝敗退だった100メートルでの快走を狙う。「(6月の)日本選手権までに9秒台を出して、日本選手権で優勝して世界選手権の切符を獲る。世界選手権の準決勝で9秒台を出して、決勝に残る」。頭に描くイメージを現実にするため、トップギアでシーズンに突入する。

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