霞ケ関ＣＣが会員に説明会　五輪ゴルフ会場問題　賛否両論の意見

　２０２０年東京五輪のゴルフ会場で女性の正会員を認めていない霞ケ関ＣＣ（埼玉県川越市）に対し、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）が改善を要請している問題で、正会員向けの説明会が開かれたことが１９日、関係者への取材で分かった。一連の経緯を説明し、参加者からは賛否両論が出たという。２６日の定例総会でさらに協議を進める。

　差別を禁じた五輪憲章に抵触するとしてＩＯＣや大会組織委員会などは、霞ケ関ＣＣに規則の改正を求めている。会員資格を定めた細則の変更には理事会で１５人の理事全員の賛同が必要となる。７日の理事会ではこの問題で初めて意見交換したが、結論を持ち越した。

　霞ケ関ＣＣの木村希一理事長は「会員の皆さん方に丁寧に説明した上で、意見を集約していきたい」と繰り返しており、今後が注目される。