錦織 70分完勝!昨秋楽天OP棄権負けソウザ下し4強

[ 2017年2月19日 05:30 ]

アルゼンチンOP ストレートで快勝し、4強入りした錦織(AP)
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 男子テニスアルゼンチン・オープンは17日、ブエノスアイレスで行われ、シングルス準々決勝で世界ランキング5位の第1シード、錦織圭(27=日清食品)は第6シードのジョアン・ソウザ(27=ポルトガル)に6―1、6―4で快勝し、4強入りした。序盤から安定したリターンやショットで主導権を握り、第2セットに入っても流れを渡さなかった。18日の準決勝では世界77位のカルロス・ベルロク(34=アルゼンチン)と対戦する。

 錦織が持ち前の対応力を発揮しベスト4進出を決めた。クレーでトップレベルの大会が実施される欧州に比べるとコートの整備が行き届いていない南米の大会。「コートに石が埋まっていたりして最高のクレーコートとは言えない。その中で工夫して戦っていかないといけない」と苦笑いする。それでも両ハンドともに打球の回転量を自在に操ってストロークで完全に支配。2セットで一度もブレークを許さなかった。

 ソウザは昨秋の楽天ジャパン・オープンで錦織が臀部(でんぶ)の張りを訴え途中棄権した時の相手。「僕の中では強いイメージがある。かなり警戒していた」というが、その難敵に1時間10分余りで完勝した。深いリターンやショットで寄せ付けず、「体力面を考えても2セットで勝てたのは良かった」とうなずいた。

 南半球は今が夏。日中の気温は30度を超えて蒸し暑く、昼夜で湿度や気温の差が激しい。同じ赤土が舞台の全仏オープンに向けて選んだ厳しい環境で、錦織は一戦ごとにたくましくなっている。

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