スマイル主将の大沢 25歳の誓い「結果にこだわる」

[ 2017年2月11日 05:30 ]

フランス戦に向けて調整する大沢(前列右)らアイスホッケー女子日本代表
Photo By 共同

 アイスホッケーの18年平昌五輪女子最終予選は11日、北海道苫小牧市の白鳥王子アイスアリーナで第2日が行われる。2大会連続の五輪出場を狙う世界7位の日本は同12位のフランス戦を控えた10日、会場で最終調整。この日、25歳の誕生日を迎えたFW大沢ちほ主将(道路建設ペリグリン)は、「結果にこだわってやっていきたい」と気合を入れた。

 チーム内で若手だった13年のソチ五輪最終予選時から重責を担う。選手間投票で主将に決まった時は「驚いたし、不安もあった。お姉さんたちに私が言うことが響くのかなって」と振り返るが今は「周りを見る余裕ができた」と余裕の笑み。4年前はソチ切符獲得を決めた日、1年後は平昌五輪アイスホッケーの競技初日がバースデーとなる。「そうなったらうれしい」と夢舞台を見据えた。

 11日にオーストリア、日本がともに勝ち点3を獲得すれば、最終日を待たずに日本勢の平昌切符第1号が決まる。「スタートに集中していきたい」。大沢の武器はチームNo・1のスピードだ。試合開始のフェースオフと同時に、頼れる主将がゴールに迫る。

 ▼平昌五輪女子最終予選 4カ国の1回戦総当たりで1位が五輪切符を獲得する。3ピリオド(P)での勝利チームに勝ち点3、延長勝ちは同2、延長負けは同1、3Pの負けは同0。勝ち点が並んだ場合は当該チーム間の勝敗で決める。11日にオーストリア、日本がともに勝ち点3を得ると1位が確定。12日の最終戦で日本とオーストリアが勝ち点6で並んでも、直接対決で日本が勝利しているため。

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2017年2月11日のニュース