女子団体追い抜き2位 高木姉妹“合体技”もあと一歩

[ 2017年2月11日 05:30 ]

スピードスケート世界距離別選手権第2日 ( 2017年2月10日 )

女子団体追い抜きで銀メダルを獲得し笑顔の(左から)押切、高木美、高木菜の日本女子チーム
Photo By 共同

 女子団体追い抜きは2大会連続で2位に入った。スタートから大黒柱の高木美が姉の高木菜、押切を引っ張り、同組のオランダと好勝負を展開。最後の1周ではペースが落ちた先頭の押切の背中を2番手の高木菜が押し、その背中を最後方の高木美が押すという“合体技”を繰り出すなど抜群のチームワークを発揮した。しかし、最終的には0秒65及ばず2年ぶりの優勝にはあと一歩届ず、高木美は「やっぱりオランダは強い。自分たちが大きな失敗をしたわけじゃなかった」と振り返り、高木菜と押切も「悔しい」と声をそろえた。

 それでも、今回の2分56秒50は2年前に高速リンクで出た日本記録にわずか0秒04差に迫る好タイム。高木美は「実力はついている手応えはある。この思いを五輪という最高の舞台で晴らしたい」と1年後に金メダルを手にすることを誓った。

 ▼団体追い抜き(チームパシュート) ホーム、バックの直線中央から2チームが同時にスタートし、最後にゴールした選手のタイムで争う。終盤で1人、もしくは2人が遅れるケースが多く、いかに3人のペースをそろえられるかがポイントになる。

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2017年2月11日のニュース