波乱の全豪 4大大会でトップ2シードが8強に残れないのは13年ぶり

[ 2017年1月22日 17:16 ]

全豪オープン4回戦で敗退した第1シードのマリー(AP)
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 全豪オープンの男子シングルスは準々決勝を前に世界ランキング1位と2位が姿を消す波乱の展開となった。大会初制覇を狙った世界1位のアンディ・マリー(29=英国)が、4回戦で同50位のミーシャ・ズベレフ(29=ドイツ)に5―7、7―5、2―6、4―6で敗退。世界2位のジョコビッチ(セルビア)もすでに2回戦で姿を消した。

 4大大会でトップ2シードが準々決勝にも残れないのは、04年全仏オープン以来13年ぶりの珍事。この時は1位のフェデラー(スイス)が3回戦、2位のロディック(米国)が2回戦で敗れ、当時44位だったガウディオ(アルゼンチン)がまさかの優勝を飾った。全豪では02年大会以来15年ぶりとなり、1位のヒューイット(オーストラリア)と2位のクエルテン(ブラジル)がともに初戦で敗れ、第16シードのヨハンソン(スウェーデン)が優勝をさらった。いずれも大穴が優勝を飾っており、今大会もまだまだ予断を許さない試合が続きそうだ。

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