錦織 フルセットの末フェデラーに屈し4回戦敗退 3年連続8強ならず

[ 2017年1月22日 20:40 ]

フェデラーとの4回戦で悔しがる錦織
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 テニスの全豪オープン第7日は22日、メルボルンで行われ、シングルス4回戦で男子は第5シードの錦織圭(27=日清食品)は元世界ランキング1位で第17シードのロジャー・フェデラー(35=スイス)と対戦し、7―6、4―6、1―6、6―4、3―6で敗れ、3年ぶりの4回戦敗退となった。

 対戦成績はこれで錦織の2勝5敗。4大大会での顔合わせは初めてで、最近では4連敗となってしまった。フェデラーは、昨年の後半左膝の回復のため休養していたが、4大大会の優勝回数は最多の17回。全豪オープンは2年連続13回目のベスト8進出となった。準々決勝では、優勝候補の第1シード、アンディ・マリー(29=英国)を破った世界50位のミーシャ・ズベレフ(29=ドイツ)と対戦する。

 第1セット錦織は第1ゲームをいきなりブレークする立ち上がり。第3ゲームもブレークし4ゲームを連取した。だが、フェデラーが積極的にネットに出だすとペースを崩し、2度のブレークを許して5―1から5連続ポイントを失い、一時は5―6と逆転を許した。しかし、タイブレークでは7―4として、1時間近くに及んだ第1セットを7―6でものにした。

 第2セットは、ともにサービスゲームをキープして進んだが、第7ゲームで錦織にダブルフォルトなどミスが出てブレークを許してしまう。第9ゲームはキープしたものの、ブレークすることはできず、4―6で落とした。

 第3セットは1―1からの第3ゲームを長いラリーの末にブレークされる。流れを物にできない錦織はさらに第5ゲームもブレークされると、第6ゲームはラブゲーム、第7ゲームもブレークされ1―6で落とした。

 第4セットは第2ゲームでダブルフォルトとなった時にいらだちでラケットを叩きつける場面もあった錦織だが、そこはキープ。第4ゲームは7度のジュースの末にキープすると、続く第5ゲームをブレーク。第1セットの第3ゲーム以来のブレークでリズムに乗った錦織は第10ゲームもラブゲームで奪い、6―4でこのセットを物にした。

 第5セット前にトレーナーを呼んで腰の処置をしてもらった錦織は、第2ゲームをブレークされてしまう。さらに、3ゲームを連取された後にも、今度は左脇腹の処置を受けたが、第4ゲームはキープ。その後も好ゲームを展開したがブレークすることができず、3時間23分の熱戦を終えた。

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