19年W杯へ指針 ジョセフHC「代表はサンウルブズから選ぶ」

[ 2017年1月20日 05:30 ]

会見で強化方針などを語ったジョセフ・ヘッドコーチ
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 ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=47)が19日、都内で年頭会見に臨み、19年W杯はスーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズ所属を代表選考の条件とする考えを示した。チームジャパン2019総監督の肩書でサンウルブズも統括する指揮官は「ルールづくりはしない」としながらも「理想を言えばW杯に向けて一つのスコッドであるべき。来年からは(代表選手を)サンウルブズから選ぶというのを突き詰める」と話した。

 南半球や欧州の強豪国にも、代表招集の条件として国内チームへの所属を義務付けている国があり、これに準じた選考基準となる。元々、日本協会がSRに参入したのは代表強化のため。2月下旬に開幕する今季のSRはリーチ、マフィ、ツイの3選手が海外チームに所属。五郎丸もフランスに活躍の場を移しているが、来年以降は全ての代表候補選手をサンウルブズでプレーさせ、連係を高めながら19年W杯に臨むのが理想型だ。

 今季はサンウルブズの海外遠征期間中は、残りの選手やトップリーグや大学からも若手有望株を招集し、ジョセフHC自ら指導する計画も披露。15年W杯の主力の多くが30代となる中、「若い選手が今のレベルではいけない」とも話し、2年後に向けて選手の底上げにも力を注いでいく。

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2017年1月20日のニュース