錦織 4回戦の相手はフェデラー、4大大会では初対決「純粋に楽しみ」

[ 2017年1月20日 21:22 ]

16強進出を決めた錦織(AP)
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 テニスの4大大会第1戦、全豪オープン第5日が20日、オーストラリア・メルボルンで行われ、男子シングルス3回戦で世界ランキング5位の錦織圭(27=日清食品)は、同121位のルカシュ・ラツコ(29=スロバキア)に6―4、6―4、6―4でストレート勝ちを収めた。22日の4回戦では、世界10位のトマーシュ・ベルディハ(31=チェコ)をストレートで破った同17位のロジャー・フェデラー(35=スイス)と対戦する。

 フェデラーとはこれまで2勝4敗だが、4大大会では今回が初対決となる。錦織は試合後の会見で「純粋に楽しみ。今日の試合を見ると調子良さそうだし、勝たないといけないのでタフだけど、思い切ってプレーしたい。フェデラーも復帰したばかりでまだバラつきもあると思う。他の選手より凄くプレーが速いので、それだけは気をつけないと」と語った。

 錦織は昨年はフェデラーとの対戦はなく、直近の対戦となった15年のATPツアー・ファイナルでは1次リーグで対戦し、フルセットの激闘で惜しくも敗れた。子供の頃からの憧れの選手で、13年マドリード・オープンで初勝利を挙げた時には「彼を倒すことがテニス人生の一つの目標だった」と喜びを語っていた。

 フェデラーは錦織について「圭は素晴らしいバックハンドを持っている。それをストレートやクロスに打ち込んでいくプレーが大好きなんだ。第2サーブに対するリターンは見事で、動きも素早い。試合が進むごとに手がつけられなくなる」と警戒。4回戦に向け「自分にとっては大きなテストだ。今日の試合とは違ってサーブばかりでなく、もっとラリーの続く試合になる。コートが速いからボールのコントロールは難しい。今日のような良いサーブを続けたい。いずれにしろ楽しみな試合に違いないよ」と話した。

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