追手風親方、時津風一門へ移籍 伊勢ケ浜一門内で考え方に相違

[ 2016年12月23日 05:30 ]

 大相撲の追手風親方(元幕内・大翔山)が伊勢ケ浜一門を離れ、時津風一門へ移籍したことが22日、日本相撲協会関係者の話で分かった。人気力士の幕内・遠藤ら追手風部屋所属力士、部屋付きの中川親方(元幕内・旭里)も移ったが、年寄名跡を巡って係争中の春日山親方(元幕内・浜錦)は移らなかった。

 関係者によると、移籍の理由には伊勢ケ浜一門内で考え方に相違があったことや、時津風一門を興した大横綱・双葉山の元時津風親方が、現役時代に追手風親方が在籍した立浪部屋の大先輩に当たることなどがある。

 時津風一門には九州場所で優勝した横綱・鶴竜(井筒部屋)を筆頭に、来年の初場所(1月8日初日、両国国技館)で新関脇昇進が確実な正代(時津風部屋)らがおり、遠藤は同門となる。九州場所時点で追手風部屋には関取5人が在籍した。

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2016年12月23日のニュース