22歳・副田 5人目マンデーVへ2差4位発進

[ 2016年10月28日 05:30 ]

男子ゴルフツアー マイナビABC選手権第1日 ( 2016年10月27日    兵庫県加東市 ABCゴルフ倶楽部=7217ヤード、パー72 )

<マイナビABC第1日>マンデーから通過の副田裕斗は初日を4アンダーの4位タイと上々のスタート
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 主催者推薦選考会(マンデートーナメント)から出場の副田(そえだ)裕斗(22=谷汲CC)が、首位と2打差の4位と好発進した。得意の1Wで攻略し、7バーディー、3ボギーの68をマーク。レギュラーツアー7試合目の若手が史上5人目のマンデーVに挑戦する。同じくマンデーを突破した任成宰(イムソンジェ)(18=韓国)が66をマークし単独首位。1打差の2位に片山晋呉(43=イーグルポイントGC)ら2人がつけた。

 自分を貫いたら、驚くような結果が出た。1Wの平均飛距離290ヤードを誇る副田が、パー3を除く14ホール中、ティーショットで13回1Wを握り7バーディー(3ボギー)を量産。ツアー7試合目にして初の1桁順位となる4位で滑り出した。

 「僕の中でも上出来です。久々のツアーだったけれど、緊張することなく回れました」

 出だしの10番で3パットのボギーも、12、13番で連続バーディー。16番は8メートルのバーディーパットをねじ込んだ。4番パー5では1Wで303ヤードを飛ばし、バーディー。距離のアドバンテージをとことん生かした。

 先輩プロで普段から可愛がってもらっている井上が大会主催者のマイナビとスポンサー契約を結んでいることから、口利きをしてもらいマンデーに出場。見事2位タイで突破を果たした。

 プロ4年目。同年齢の稲森や香妻は一足早くツアーでも活躍している。「いつも順位が気になっていた。今週は同じ舞台。負けたくない」。マンデーV達成者は過去にわずか4人だけ。今大会では井上が実現している。副田は史上5人目の偉業にトライする。

 ◆副田 裕斗(そえだ・ゆうと)1994年(平6)4月25日、岐阜県岐阜市出身の22歳。1歳で早くもゴルフクラブを触る。茨城・鹿島学園高卒。12年にプロ転向も、予選会を通過できず下部ツアーが主戦場。レギュラーツアーは15年ダンロップ・スリクソン福島オープンの37位が最高位。生涯獲得賞金は57万8000円。1メートル81、86キロ。

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