平野美宇、リオ落選の悔しさバネに快挙 母・真理子さん「たくましさ感じた」

[ 2016年10月10日 12:00 ]

女子W杯シングルス ( 2016年10月9日    米国・フィラデルフィア )

W杯で日本人初、大会最年少優勝を果たした平野美宇
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 9日に行われた卓球女子W杯シングルスで日本人初で大会最年少優勝を果たした平野美宇(16、エリートアカデミー)の母・真理子さんは愛娘の快挙に「たくましさを感じました」と話した。

 真理子さんは試合をネットの生中継で観戦。TBS系「ひるおび!」(月~金曜前11・00)に電話出演し「娘ながらに『まなざしがアスリートだな』とたくましさを感じました」と快挙を喜んだ。平野はリオ五輪にはサポートメンバーとしての参加だったが「代表メンバーになれなかったというのはとても悔しかっただろうし、リオ五輪が終わってから初めての大きな世界大会で自分が絶対メダルを獲得したいという気持ちが強くなったのでは」と平野が悔しさをバネにつかんだ優勝であることを明かした。

 同大会の歴代優勝者は中国人選手だけだったが、今大会では中国人選手にケガなどでの棄権が相次いだ。卓球教室の主宰者でもある真理子さんは「中国人選手以外でだれが金メダルを取るか卓球界では注目されていた」と解説。そんな中「自分の娘が優勝できて本当にうれしい」と胸がいっぱいの様子だった。

 W杯は年1回開催で、五輪、世界選手権と並ぶトップレベルの大会。これまで中国選手しか優勝したことがなかった。日本選手では石川佳純が2015年に2位、14年に3位、福原愛が05年に3位に入るなどしている。

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2016年10月10日のニュース